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ChainalysisがDapper Labsに最先端のコンプライアンスソリューションを提供

2021年10月7日 | CHAINALYSIS TEAM

 

ブロックチェーンのデータプラットフォームを提供するChainalysisは本日、CryptoKittiesやNBA Top Shotの開発元であるDapper Labsが、Chainalysis製品を活用して業務やコンプライアンス上の意思決定を強化するために、Chainalysisとの長期的なパートナーシップを締結したことを発表しました。Dapper Labsは、包括的なコンプライアンスおよび規制管理プロセスを確立し、自社のプラットフォーム上で発生する取引をより明確に把握するためにChainalysisを採用しました。

NFTのエコシステムが急激な成長と変革を遂げる中、Dapper Labsのようなマーケットリーダーは、ブロックチェーンに新しく魅力的な体験を提供することで、ブロックチェーンのより広範な普及を促そうとしています。しかし、消費者による暗号資産の利用を拡大するためには、NFTの購入に使用される資金を精査し、NFTによるマネーロンダリングや市場操作の検知と防止に役立つ、包括的なコンプライアンス監視ソリューションが不可欠となります。

Chainalysisの共同創業者兼最高戦略責任者であるJonathan Levinは、「最終的にChainalysisのチームは、アート、ゲーム、業務取引、その他の独創的で魅力的なデジタルエクスペリエンスなど、様々な形態の価値がブロックチェーン上で行き交うような世界に対応できるよう準備を進めています。エンターテインメントの世界をブロックチェーンに取り込んだマーケットリーダーと提携できたことを大変嬉しく思います。Chainalysisは、Dapper Labsが消費者向けの新たなユースケースを開拓する中で、コンプライアンスプロセスをスケールアップできるよう支援していきたいと考えています」と述べています。

今回のパートナーシップの要となる2つの暗号資産コンプライアンスツールであるChainalysis KYTChainalysis Reactorによって、Dapper Labsのような企業は、Chainalysisのデータを活用しながら、現状の膨大なコンプライアンスニーズに対応できるようになります。Chainalysis KYTによってリスクの高い活動や違法な活動をリアルタイムで判別し、Chainalysis Reactorによって対象取引を精査することができます。Dapper Labsは、これらのツールを使ってNFTの購入に使用される資金の詳細を把握し、ブロックチェーン上の犯罪活動に対抗することができます。

Dapper Labsのアソシエートディレクターである Naeem Bawla氏は、「NFTは暗号資産の中で最も興味をそそる領域ですが、お客様に安全な環境を提供できなければ、長期的な成功はあり得ないでしょう」と述べています。また、同社のコンプライアンス責任者のLana Schwarzman氏は、「犯罪者を当社のプラットフォームから排斥したり、マネーロンダリングの行為と戦うだけでなく、急速に変化する国内や世界レベルの規制やコンプライアンスに追従するためにも、Chainalysisとの提携を大変嬉しく思っています。NBA Top ShotとCryptoKittiesの成功を背景に、新たなデジタルエンゲージメントの機会を市場に提供する上でも、Chainalysisとのパートナーシップについては、これからの展開が大変楽しみです」と述べています。